小さな命を守るための最近の出来事<前編>
「最近の」とは申しましたが、7月20日、環境省はペットをインターネットなどで販売する際、対面での説明や現物確認を義務付けるなど、業者による動物の販売や取り扱いに対する規制を一部強化する方針を固めました。
この他にも、ペットショップなどをめぐっても、深夜まで長時間行われることがある動物の展示について、動物へのストレスを考慮すべきであるだとか、社会通念上、午後8時以降は禁止すべきだということについても触れています。
これをきっかけに、ここで動物の虐待を防ぐためのいろいろなアプローチについてまとめてみることとします。
注文した動物が届かなかったり、届いた際に病気にかかっていたりするなどのトラブルが相次いでいることがその背景になっています。
環境省の小委員会が動物取扱業のあり方について協議。
同省は今後、パブリックコメントなどを経て、規制強化を盛り込んだ動物愛護管理法の改正案を早ければ来年の通常国会に提出する方針だそうです。
小委員会は、ネットなどで販売側と飼い主が対面せずに行う取引は、動物の健康状態などについて十分な説明がなされないなどの問題があると指摘されました。
特に、ネットオークションでは、出品者が動物取扱業の登録業者かどうかの確認が難しいことから、そのことが確認できる仕組みが必要であるということについても触れています。