震災で救われた犬や猫たち<前編>
先日テレビを見ていたところ、「津波で流されたが、家屋の屋根を筏のようにして海を漂っていた犬が救出された」とのニュースに出くわしました。その際、わたしの記憶が確かなら、そのニュースを伝えていたアナウンサーによれば「特別に2週間ほど最寄りの動物センターで保護される」とのことです。
特にセンターに勤務している人には、本来、動物が好きで、動物を助けることを志して獣医師になられた方が少なくありません。その職責に耐え切れず辞めてゆく方も珍しいことではありません。
なのに、一部の動物保護団体は、動物センターを相手に活動をしている様です。
的外れである、としか申し様がありません・・・
ところで、この"動物センター"って何なのでしょう。
いろいろと調べてみると、名称こそ「動物保護センター」「動物愛護センター」「動物管理指導センター」など微妙な違いはありますが、どれも同じことをいっているみたいです。
概ねどの都道府県にも1箇所以上はあり、その業務はその名の通り、保護したり、管理の仕方を指導することなどが行われるところです。が、最も"重たい仕事"は、何と言っても、保護された、あるいは(飼い主自身[!]から)運び込まれた犬や猫を1週間から10日ほど"保護"をした後は薬殺処分しなくてはならない、ということになるでしょう。
その数、全国で1年間に50万頭とも100万頭ともいわれています。
このコラムは、動物を単なる愛玩物ではなく、家族の一員、パートナーとしている方が読んでおられますので、本来、触れたいことではないのですが、現実から目をそらすというわけにもいきません。